2021年12月

2021年12月14日

本(14)『養老先生、病院へ行く』

東大医学部教授を務め、
『バカの壁』など著書も多くある
有名な学者の養老孟司さんは、
病院が嫌いだそうです。
その病院嫌いの養老先生が病院へ行った
のはなぜか??


「養老先生、病院へ行く」
     著者:養老孟司・中川恵一
     X-Knowledge 



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以前テレビで養老先生とまる(飼い猫)の
ことを見てからちょっと気になってました。
まるは、2021年に18歳で
死んでしまったのです。
その後に、
養老先生も病気で入院したそうです。




「病院」と「自分の身体」

普段は健康診断すら受けない養老先生が、
『これはおかしいぞ』と自覚する体調不良を感じ、
後輩である東大病院医師の中川恵一さん
に連絡して検査してもらったところ、
なんと心筋梗塞が見つかった!
そして、即入院!治療! 
 → 快復!


養老先生は、日ごろ自分の身体の声を
自分で聴くように心掛けている。
そして、著しい不調を感じ取った時は
嫌でも病院へ行く。

↑ この点には共感します。
確かに、
病院は嫌なものです。
私もできれば行きたくないよ…。
でも、手遅れになったら困るので
定期的に健康診断を受けるし、
かかりつけのお医者さんにも通います。

私は、過敏性腸症候群があり、
大腸ポリープも二度切除してるので、
定期的に「大腸内視鏡検査」を受ける
ように言われています。
でも、すっごい激痛だったのと、
検査後に腸の回復が遅かったのとで、
とても怖い気持ちがあります。

『まあ自覚症状があるわけでもないし…』
とは思いつつ、一方では
『またポリープが出来て大きくなってたら
どうしよう…』という不安も。
健康診断や病院に行くかどうかは、
自分が決めること。
葛藤です。




大腸ポリープは切らない?!

養老先生は、心筋梗塞の手術後、
身体全体の検査を受けて、
大腸ポリープ胃のピロリ菌が発見された
そうです。

ただし、
その二つの治療はしないことを選択!
ポリープはそのまま。
ピロリ菌も除菌せず。

…えっ、いいの??

その理由は…?
(※読んでみてください!)
私のように、ただ怖いだけの理由ではなくて、
なるほどねー、とは思いました。





早期リタイアと死生観

養老先生は、57歳の時に東大を退職した
とのこと(26年前)。
( ↑ 私と同じ「早期退職」だ ♪ )
 
肺の検査でガンの疑いがあったのが
きっかけだったそうです。
結果はガンではなかったけれど、
それでふんぎりがついたのだとか。
これからは好きなことをして人生を
過ごそう、と。
(※詳しくは本書でどうぞ)


中川医師は、
「死を意識すると人生観が変わる。」
と言います。


確かにそうですね。
「仕事」で命や健康をすり減らしている
自分に気づいてしまうと、
一回きりの人生それでいいのか?
と自分自身に問いかけてしまう。

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私自身は、
早期退職に踏み切るまで、
随分考え、時間がかかりました。


最近は「FIRE」なる言葉も出回り、
(Financial Independence Retire Early)
がっちり貯めて早く退職するというのが
憧れのような風潮もあります。

人それぞれ経緯は様々ですが、
「早期退職」もありだよねと
養老先生の本で再確認し
ホッとした次第です。








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turiann at 10:00|PermalinkComments(0) | 健康