東大寺観光
2018年11月15日
奈良旅行①正倉院展+東大寺
まずは、東大寺をぶらぶら
11月は、
体調も少し落ち着いたので(鍼のおかげか!)、
季節も良いし、奈良に行きました。
目的は、「正倉院展」!
毎年、混むし忙しいしで行けなかった
けれど…、
今年は時間が取れ、
チケットも手に入った!
(メルカリで、「前売り券が1枚余った
ので」と売られてたのを500円で購入。
当日券なら1100円。)
しかし、行くのは、会期終了日の前日。
(体調が回復して思い立ったのが遅かっ
た…)
それで、ものすごい混雑を予測して、
夕方から見ることにしました。
(日曜でも夕方なら空くだろうとの読み)
よって、
日帰りでも行ける距離だけれど、
1泊2日の「奈良旅行」形態に設定。
(体力も考えて)
奈良駅にはゆっくりお昼に到着。
宿に荷物を預けてぶらり歩きへ。
少しずつ奈良国立博物館へ近づいて
いく計画です。
まずは、軽くランチを済ませて、
東大寺を見ようかなと。
駅周辺から東大寺までは少し距離が
あるので、バスに乗ろ~。
…としたけれど、
バス停で、バス会社の職員らしき人が
「どちらまで行かれますか?」と。
「えっと、東大寺です。」
「あー、それなら歩いた方が早いですよ。
バスが来るまで20分ほどかかかり、東大寺
に着くまで40分はかかります。道路が
混雑してて、全く動かないんです…。」
「ええっ! … 」
1㎞ちょいか…。仕方なく歩いて東大寺へ。
今日はイベントもあり、周辺は大賑わいです。
途中、依水園にふらっと寄り道して…。
…それから東大寺へ。
小学校の修学旅行以来のご無沙汰だった
大仏さまのお顔を拝み、その隣りの菩薩さま
も拝む…。
大きな仏様と、大勢の小さな人間たち。
「ああ、大きな仏様たち…。私は、ちっぽけ
な存在だ。それでいい、衆生の一人でいい。」
…何だか、自分の小ささを改めて認識した気
がして、ちっぽけでいいとさえ思えると
何だか力が抜けていくような気がして、
逆に何かが込み上げてきました。
それから、鹿と戯れる外国人旅行者を
見ながら、また、ぶらぶらり。
ひょっこり
一度茶店で休憩したものの、
やはり足も痛いし、日も傾いてきたので、
待ちきれなくなって、
夕方4時に奈良国立博物館「正倉院展」へ。
すごいわ、正倉院展 !
小学校で習った「校倉造り」の
正倉院宝庫はもと東大寺の正倉で、
奈良時代の741年から750年ごろ
にかけて建立されたと考えられています。
(正倉院展解説リーフレットより)
古いですね。
いやー、入る前がすごい!
予想してたけど、
老若男女、多種多様な国籍の人の
すごい行列!
「当日券販売」の列には並ばずに済み、
直接、入場待ちの列へ。
「入場まで約10分」との看板。
『わりとすぐだなあ。』と意外に思い
つつぼちぼち進んでいくと、
15分ぐらいで中へ。
中はまた人だらけ…。ふう。
各展示ケースに群がる人また人。
でもよく見ると、ケースによって群がる人の
数が少し違うようです。
つまり、人気の高低があるみたい。
だってねえ、何せ1200年以上前の遺物です
から、靴だって当時は絹や刺繍が美しかっ
たのでしょうけれど、今やぼろぎれみたい
(すみません…想像して楽しむんですね)
正倉院展チラシより
・繍線鞋(ぬいのせんがい)
「女性用の履物。絹や麻、紙などで作られ
ていることから、室内履きと考えられ、
中国製とみられている。高位の女性の
所持品にふさわしい華麗な品で、当時の
宮廷生活がうかがえる。」
↑
当時の美しい姿を「うかがう」んですね。
スカート(裳)だって、ボロボロの布切れ
のパズルになってました。
そんな中で圧巻は、やはり
チラシにもでかでかと掲載されていた
玳瑁螺鈿(たいまいらでん)八角箱でした。
正倉院展チラシより
1000年以上たってもきらきらと輝く
ゴージャスさには心躍りました。
大きさも一抱えほどあり、見ごたえ充分です。
今回の人気ナンバー1です。
・玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでん
はっかくのはこ)
「ウミガメの一種である玳瑁(タイマイ)の甲羅を
表面全体に張り、螺鈿細工で装飾した豪華な
献物箱。文様のパターンを交互に変えるなど、
見る人を飽きさせない工夫が施されている。」
その他、
平螺鈿背八角鏡などの鏡類も、螺鈿や浮彫
といった装飾が美しい。
見入っていると、後ろから誰かの声が…。
「あれって鏡の後ろ側やろー?後ろは綺麗
やけど、鏡の面は全然映りそうじゃないで。
あんな鏡でよく見てたなあ!」
確かに(笑)、
鏡としての使用価値は今より低い…。
しかし「鏡の箱」だけというのもありました。
鏡を箱に入れて大切にしていたんだな、
というのが伝わりました。宝石だものね。
その他、「光明皇后によって大仏に献納され
た聖武天皇のご遺愛品」というものも。
説明に、
「亡くなった夫の愛用品を見て、皇后さま
はどんな思いだったのだろうか」みたいな
ことが書いてありました。
今も昔も、大切な人を偲ぶ思いは同じだろう
と思うと、遺品から心情がふわりと立ち上が
ってくる気がします。
見終えて出ると、5時すぎ。はや月が。
そして、まだまだ続くよ行列は
(減ってはいるけれど)。
日曜は、午後8時まで開館です。
私のミッションは完了
本日の歩数 : 14827歩
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11月は、
体調も少し落ち着いたので(鍼のおかげか!)、
季節も良いし、奈良に行きました。
目的は、「正倉院展」!
毎年、混むし忙しいしで行けなかった
けれど…、
今年は時間が取れ、
チケットも手に入った!
(メルカリで、「前売り券が1枚余った
ので」と売られてたのを500円で購入。
当日券なら1100円。)
しかし、行くのは、会期終了日の前日。
(体調が回復して思い立ったのが遅かっ
た…)
それで、ものすごい混雑を予測して、
夕方から見ることにしました。
(日曜でも夕方なら空くだろうとの読み)
よって、
日帰りでも行ける距離だけれど、
1泊2日の「奈良旅行」形態に設定。
(体力も考えて)
奈良駅にはゆっくりお昼に到着。
宿に荷物を預けてぶらり歩きへ。
少しずつ奈良国立博物館へ近づいて
いく計画です。
まずは、軽くランチを済ませて、
東大寺を見ようかなと。
駅周辺から東大寺までは少し距離が
あるので、バスに乗ろ~。
…としたけれど、
バス停で、バス会社の職員らしき人が
「どちらまで行かれますか?」と。
「えっと、東大寺です。」
「あー、それなら歩いた方が早いですよ。
バスが来るまで20分ほどかかかり、東大寺
に着くまで40分はかかります。道路が
混雑してて、全く動かないんです…。」
「ええっ! … 」
1㎞ちょいか…。仕方なく歩いて東大寺へ。
今日はイベントもあり、周辺は大賑わいです。
途中、依水園にふらっと寄り道して…。
…それから東大寺へ。
小学校の修学旅行以来のご無沙汰だった
大仏さまのお顔を拝み、その隣りの菩薩さま
も拝む…。
大きな仏様と、大勢の小さな人間たち。
「ああ、大きな仏様たち…。私は、ちっぽけ
な存在だ。それでいい、衆生の一人でいい。」
…何だか、自分の小ささを改めて認識した気
がして、ちっぽけでいいとさえ思えると
何だか力が抜けていくような気がして、
逆に何かが込み上げてきました。
それから、鹿と戯れる外国人旅行者を
見ながら、また、ぶらぶらり。
ひょっこり
一度茶店で休憩したものの、
やはり足も痛いし、日も傾いてきたので、
待ちきれなくなって、
夕方4時に奈良国立博物館「正倉院展」へ。
すごいわ、正倉院展 !
小学校で習った「校倉造り」の
正倉院宝庫はもと東大寺の正倉で、
奈良時代の741年から750年ごろ
にかけて建立されたと考えられています。
(正倉院展解説リーフレットより)
古いですね。
いやー、入る前がすごい!
予想してたけど、
老若男女、多種多様な国籍の人の
すごい行列!
「当日券販売」の列には並ばずに済み、
直接、入場待ちの列へ。
「入場まで約10分」との看板。
『わりとすぐだなあ。』と意外に思い
つつぼちぼち進んでいくと、
15分ぐらいで中へ。
中はまた人だらけ…。ふう。
各展示ケースに群がる人また人。
でもよく見ると、ケースによって群がる人の
数が少し違うようです。
つまり、人気の高低があるみたい。
だってねえ、何せ1200年以上前の遺物です
から、靴だって当時は絹や刺繍が美しかっ
たのでしょうけれど、今やぼろぎれみたい
(すみません…想像して楽しむんですね)
正倉院展チラシより
・繍線鞋(ぬいのせんがい)
「女性用の履物。絹や麻、紙などで作られ
ていることから、室内履きと考えられ、
中国製とみられている。高位の女性の
所持品にふさわしい華麗な品で、当時の
宮廷生活がうかがえる。」
↑
当時の美しい姿を「うかがう」んですね。
スカート(裳)だって、ボロボロの布切れ
のパズルになってました。
そんな中で圧巻は、やはり
チラシにもでかでかと掲載されていた
玳瑁螺鈿(たいまいらでん)八角箱でした。
正倉院展チラシより
1000年以上たってもきらきらと輝く
ゴージャスさには心躍りました。
大きさも一抱えほどあり、見ごたえ充分です。
今回の人気ナンバー1です。
・玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでん
はっかくのはこ)
「ウミガメの一種である玳瑁(タイマイ)の甲羅を
表面全体に張り、螺鈿細工で装飾した豪華な
献物箱。文様のパターンを交互に変えるなど、
見る人を飽きさせない工夫が施されている。」
その他、
平螺鈿背八角鏡などの鏡類も、螺鈿や浮彫
といった装飾が美しい。
見入っていると、後ろから誰かの声が…。
「あれって鏡の後ろ側やろー?後ろは綺麗
やけど、鏡の面は全然映りそうじゃないで。
あんな鏡でよく見てたなあ!」
確かに(笑)、
鏡としての使用価値は今より低い…。
しかし「鏡の箱」だけというのもありました。
鏡を箱に入れて大切にしていたんだな、
というのが伝わりました。宝石だものね。
その他、「光明皇后によって大仏に献納され
た聖武天皇のご遺愛品」というものも。
説明に、
「亡くなった夫の愛用品を見て、皇后さま
はどんな思いだったのだろうか」みたいな
ことが書いてありました。
今も昔も、大切な人を偲ぶ思いは同じだろう
と思うと、遺品から心情がふわりと立ち上が
ってくる気がします。
見終えて出ると、5時すぎ。はや月が。
そして、まだまだ続くよ行列は
(減ってはいるけれど)。
日曜は、午後8時まで開館です。
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turiann at 23:22|Permalink│Comments(0)