漢方

2023年11月24日

そろそろ漢方?のあなたへ 本「ゆるい生活」

久しぶりの投稿になります。

今回読んだのは、

「ゆるい生活」
・著者 群ようこ
・出版 朝日新聞出版 2015.1
・定価 1400円+税


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です。

筆者の群ようこさんは、
体調不良から、友人の紹介で漢方薬局の
先生に診てもらい、漢方の考え方を生活に
取り入れるようになったそうです。
漢方との出会い、そしてそこから、
体調や生活が変化していく様子をつづった
エッセイです。




漢方への入り口

漢方って、ちょっと古くさくて、
薬くさくて、年寄りくさい…。
kanpou
           いらすとや



何となくそんなイメージがあって、
私もなかなか寄り付きませんでしたが、
今は、漢方(養生)の通信教育まで受けて
勉強しています。
入っていく人は、どういうタイミングで、
どういうきっかけで、
利用するようになるんでしょうか??



著者の場合
★タイミング
不調が出た。= 振りむいた時などに
        ちょっとフラッとする
日常生活が送れないほどではないけど不快。
原因がはっきりしない。
年齢的なものかもしれない
(仕方がない?)
病院で薬をもらって治療する
タイプのものではない。

★きっかけ
友人の紹介。
たまたま漢方薬局の先生と繋がれた。



中島たい子(本「漢方小説」主人公)
の場合

★タイミング
不調が出た。 = みぞおち辺りで
激しい動悸?がして痙攣が起き、
ロデオマシーンのように止まらなくなった。
(激しい!)
病院を回ったが、原因が分からなかった。

★きっかけ

小さい頃かかった漢方医を思い出して
行ってみたら、
あっという間に不調のを言い当てられた。



私の場合
★タイミング
不調 = 長年の過敏性腸症候群
病院の薬では治らず、年々悪化していった。

★きっかけ

若い頃かかった内科で出された漢方薬を
思い出した。
友人の紹介で鍼に通うようになった。


という感じでした。

・年齢とともに出てくる不調(未病)。
・病院の薬では治らない。
・病気とじっくり付き合っていかねばならない

という時に → 漢方
となることが多いのでしょうか。




群ようこさんのその後は?

不調の原因は、
身体が冷え「水」が溜まり滞っていること。
その原因は、
糖分の摂りすぎ
だったそうです。
(甘い和菓子を仕事の合間にパクパク食べていた)


対策
・甘い物を出来る限り減らす。
・漢方薬を飲み、体を温め、水の代謝を良くする。
・体を温める生活をする。


結果は…?

ネタばれになるので書きませんが、
いろいろ良い結果が出たようです。



       


私も、ギクッとしました!
甘い物を無頓着に食べているので…。
お饅頭をいくつもということは無いけれど、
下痢の後、エネルギー不足と感じたら
あんパンやみたらし団子などパクッと
食べていました。

精製された砂糖は特に
身体を冷やすそうです。

読後、
私も最近ちょっとだけ
気を付けるようになりました。

食べ物の性質を知ること。
他人事だと思わずに生活を見直すこと。




自分もそろそろ漢方かも?
と感じている皆さん、
読んでみてはいかがでしょうか。
お身体ご自愛ください。







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turiann at 18:00|PermalinkComments(0)

2020年03月26日

漢方&鍼 1年以上続けてみて

漢方と鍼を始めてから1年以上がたちました。
漢方薬は、以前から細々と飲んでいたのですが、
漢方医に、合うものを処方してもらうように
なって1年余り。



効果はあったのか?


それが明示できないのが、難しいところですね…。
一応、鍼の先生からは、
「胃腸の調子は1年前より上がっている」と
脈を診て言われたのですが…、

・「ケガが治った」とか「数値が変化した」
 などと、目に見える形で証明しにくい。
・変化していても、どれのおかげで良くなった
 のか?を突き止めるのは、これまた難しい…。

残念!


でも、はっきり言えるのは、
「1年以上続いている」という事実です。



ということで、以下は個人的な感想には
なりますが…




血流を感じる


①漢方薬

現在、5種類の漢方薬を処方されています。
28日分、約3,500円(保険適用なので市価より安い)
軽く小さいレジ袋パンパンになる量です。
でも、特に多すぎるわけでもないらしい…。


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・柴胡桂枝湯
 ストレス対策
・人参湯
 体力を上げる
・コウジン末
 体力を上げる
・ブシ末
 冬場の冷え対策
・六君子湯
 胃腸の調子を良くする





★飲んだ後に感じられる効果

・身体が温まる
 → 血流が良くなっている
 → 胃腸の働きが良くなる 

・腸の動きが落ち着く。
下痢しにくくなり、
しても痙攣めいた激しい下痢ではなく、
穏やかに出ることが増えた。
 → 下痢からの回復もしやすい
  (腸へのダメージが少ないか?)








②鍼




acworks
                 イメージ: acworksさん(写真AC


・身体が温まる
 → 血流が良くなっている
 → 腸が動き出す(ゴロゴロする感じ)

・心身の緊張が緩む
 → リラックス効果
 → ぐっすり眠れる



仕事帰りなど、
自分が思う以上に脳がピリピリと緊張して
いるようで、
それがスーッと取れていくのを感じます。
リセット出来た感覚です。
おなかの裏側の腰周辺も凝っていることが多く、
鍼で、筋肉を緩めてもらっているようです。
凝りは血流を滞らせるので、
悪循環を断つんですね!



えっと、
痛みは…?
注射のように太い針ではないので、
痛みはほとんどありません。
たまに「いたっ!」となることもありますが、
その時は、先生が加減をみてくれます。
(ほとんどは大丈夫なのですが、鍼を刺すと
いうのはどこか緊張はしますよね…)



      


結果として、
漢方薬と鍼に共通するのは、

血流の大切さ」を実感できたことです!
血流が豊富になることで、
身体の隅々まで酸素とエネルギーが供給され、
身体の各場所がよく働き、
自分の持つ力が上がるんですね。


これまで、
「下痢には下痢止めの薬」
という風に、
対症療法だけだったのが、

「身体の力を上げる」ことで、
少しずつでも
不調から抜け出す希望が持てた気がします。




始める→続ける



漢方も鍼も、
自分に合う先生を見つけにくいのが難点ですね。

漢方医は数が少なくて、
ネットで見つけても、
「漢方薬の処方は可能だが、専門医ではない」
という方も多いです。
また、私のように医師とケンカしてしまい
『この人と合わない』と感じることも…?

鍼灸院は探すとわりとありますが、
技術の高さは? 自分に合う先生は?
となるとこれはもう、人の紹介または自分で
行ってみるしかありません。

そして、
慢性病の場合は、やはりある程度続けないと
体質改善が出来ません。
気長に続けながら、より自分に合うところを
探ってみようと思います。




私の人体実験は、これからも続くのである~。


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         イメージ: acworksさん(写真AC















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turiann at 18:00|PermalinkComments(0)

2018年11月03日

初めての鍼

初めて鍼(はり)に行きました

先週は、おなかの調子が悪くて
貧血ぽい感じでへろへろでした。
体調や食べ物には気を付けているのに、
下痢の3日後にまた下痢!
(それも、キッチリ全部出てしまう激しさ)
ちょっとヤケになりそうな気分でした…。

       
       
そこで思い出したのが、
知り合いから教えてもらった
近くの「鍼灸院」

はり3

年下の知り合いからのメールに、
「 …私は長年行っています。
 優しい先生です。… 」
と書いてあったので、
電話で予約をして行きました。


               

しかし…、
鍼は初めて! 
ハリを刺すんでしょ?!

はり4 (2)

きんちょう! こわい…。

先生は、スポーツマンタイプのイケメン
でした。
そして、お年寄りからガタイのいいお兄ちゃん
まで、誰にでも優しく声を掛けては、
次々と施術していきます
(患者多し ! 忙しそう ! )。

       
         
過敏性腸症候群であることと、症状を
説明すると、
先生は、舌や脈などを診て、

「『血虚』ですね。
つまり、血の巡りが悪いです。」


とのこと。

「はい、じゃあ打っていきますねー。
楽にしてください。」

と言われて、施術開始。

まずは、手足。左右3本ずつぐらい。
(温熱器で温めながら20分ほどそのまま)

後半は、腰から背中にかけて。
左右3本ずつ。(そのまま20分ほど)


はり2


針は、注射針よりももっと細いので、
刺す瞬間もチクッとも感じないぐらいです。
ただ、悪いところ?は、針が入っていった
時にズンッと痛みが来ました。
(私は、腸の裏側、腰の辺り)
ただ、入ってしまうと大丈夫。あれ?

 ※日本で使用されている針は、
 細いものは、直径が0.14㎜で、
 病院で使われる注射針の数分の一しかなく、
 注射針のように先端に穴があるわけでも
 ないので、ほとんど抵抗なく皮膚に刺し
 入れることができるのです。
 (「東洋医学のしくみ」関口善太)


施術の後、先生から

「原因は、ではなくの要因だと
思います。
つまり、病気やウイルス、悪いストレス、
などの、外因ではなくて、
もともと持っている体質から来るものです。」



「3日間は効果が持続している、と皆さん
おっしゃいます。1週間程度様子を見て、
また来てください。」


と、言われました。

帰ってからその日は、
腰の辺りがだるい感じでした。
(痛みなどは全く無し)

身体が冷えず、少し動くと温まる感じでした。
『ほお!普通の人は、こんなに体が温かいんだな』
と、何だか新鮮な感覚でした


       



「血虚」とは何か?
  ~東洋医学を調べる~

普段、漢方薬でお世話になっている
2つのメーカーのHPと本で調べてみました。

「クラシエ」のHPより

・「気」「血」「水」はカラダを支える
 3本の柱。バランスを崩すと病気になり
 やすくなる。


 → クラシエ「からだかがみ」
 www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/karadakagami/

   いくつかの質問に答えていくと、
   自分はどうバランスが崩れているか
   1分で診断が出来ます。


「ツムラ」のHPより

・「気」目には見えない生命エネルギーのこと。
   「元気」の「気」、「気力」の「気」、
   「自律神経」の働きに近いと考えられ
    ます。
・「血」全身を巡って様々な組織に栄養を
    与えます。主に血液を指します。
・「水」血液以外の体液全般に相当し、
    水分代謝や免疫システムなどに
    係わっているものとされます。


 ※「血虚」とは
   栄養素である「血」が不足している状態


 → ツムラ「私に合う漢方の見つけ方」
   上記の説明の他、女性の悩みに合う漢方
   が紹介されています。
  https://www.tsumura.co.jp/kampo/info/order/



「東洋医学のしくみ」関口善太 
              より

※「血虚」とは
 ・特徴 :
  「痩せている」
〇←私は該当
  「舌の色は淡くて、脈は細い」
  「めまいを起こしやすい」×
  「大便が乾燥していて硬い」
  「眠れない、または夢が多くて
          熟睡できない」

  などの特徴がある。
 ・漢方薬 : 補血剤、補血薬
 ・ツボ :
  三陰交(足のくるぶしから指4本分上の位置
  で、骨より指1本アキレス腱寄りのところ)
  膈兪・肝兪・脾兪 
 ←背中から腰にかけて  
 
  などの情報がありました。(抜粋)
 
 参考文献 : 「東洋医学のしくみ」
   監修 : 関口善太 2003.8刊 
   発行 : 日本実業出版社 



また、東洋医学や漢方について調べて
みようと思います。
今日はこれぐらいにして… zzz…







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